SI-house(宇都宮市).

犬と猫

出典

猫と暮らす家。SI-houseの設計が完了しました。現在見積を初めており、金額調整の後、契約、着工になる予定です。以前のブログに、打ち合わせ時間の半分が猫の話だと書きましたが、それは嘘でした。ザックリ7割が猫の話でしたwww。

 

犬と暮らす家と猫と暮らす家の違い

犬と暮らす家は、4軒程造っていますが、打合せの時に、犬について、時間をかけて話すことはありませんでした。犬は私も飼っているので、行動がほぼ読めるのです。犬と暮らす家の場合、建築と一体化(建築化)する場所は、犬小屋とトイレくらいです。扉の代わりに木製の格子でドアを付けて、家の1部を犬小屋にしたりします。

 

正直、犬と暮らす家の場合は、既製品の犬小屋と水飲みボウルを床に置いて終わりでも十分で、犬小屋等を建築化しないほうが良い場合もあります。今回初めて、猫と暮らす家を設計しましたが、犬と暮らす家よりも、建築と一体化したほうが良い箇所が多く勉強になりました。

 

猫と暮らす家の設計はどこが難しいのか?考えてみましょう。

 

猫の特徴は立体的な3次元の動き。特徴を出す動線を大げさにせず造るのが難しい
スパイダーマン

出典

 

人間や犬は、平面的な2次元の動きしか出来ません。人が壁を登って2階に行くことなど、スパイダーマン以外ありえませんし、壁を登る犬の話も聞いたことがありません。猫は、立体的な3次元の動きをするのが得意なので、その性質を最大限出せて、人間と猫がストレスなく、共存できるような設計を心がけました。

 

分かりやすく言うと、旭山動物園の行動展示を家の中で見られるようにしました。それも大げさでなく、自然な感じにすることを心がけました。ちなみに、猫ステップは必要最小限にして、猫のための家にはしないようにしています。

 

具体的には、1階のリビングから吹抜けを介して、猫ステップで2階のキャットウォークまで行ける動線を造ったり、窓から外が見られる猫の為の物見台を造ったりしました。猫は窓から外を見たり、下を見下ろしたりすることが好きなようなのです。猫に変化のある3次元の動きをさせるために、吹抜けはどうしても欲しいスペースでした。

 

猫が壁を傷つけないようにする配慮が必要

新築した住宅が、猫に爪とぎで傷だらけにされてしまうと残念なので、猫の行動範囲は、腰壁に薄いシナベニアを貼ることにしました。ベニアなら引っ掛かれてもクロスのように破ける心配はありません。傷も味になりそうです。また、猫の登りそうな冷蔵庫の上は、キッチンパネルの範囲を広くし、ピアノの上は、シナベニアを上まで貼ることで対応しています。

 

猫の脱走防止のため、玄関に通ずる廊下に引き戸を付けた

また、猫が行き来できるように、ドアにペットドア(アトムのペットくぐーる)を付けて、行かせたくない場所は、ペットドアを付けていません。

 

打合せで、猫は脱走の名人であるという話が出たので、玄関に通ずる廊下に、脱走防止のために引き戸を追加しました。忍者のように、音も立てずに人の背後に忍び寄り、サッと出て行ってしまうそうです。猫が外に出てしまうと、車にはねられたりする心配があります。

 

犬の場合は、扉を付ける必要はなく、高さ30㎝程度の100円ショップに売っている柵をしておけば、通れません。猫は1Mくらいは簡単にジャンプしてしまうそうなので、扉が必要になりました。

 

猫を飼った経験が無いので、お客さんと相談しながら、出来るだけ大げさにならないように、猫と暮らす家を設計しました。

 

このお宅は、「猫と暮らす家」だけでなく、「バイクガレージのある家」であり、大量の書籍を収納する本棚が吹抜けを介して1~2階に造り付けられる「本棚のある家」でもあります。

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