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横浜傾斜マンション

 

出典

 

プライバシーや自由を重視するなら、分譲マンションより一戸建て住宅のほうが向いているという話を書きたいと思います。

 

そもそも分譲マンション購入者の中には、「一戸建て住宅のような近所付きあいや、地域行事に参加したくない」とプライバシー重視&コミュニティー不参加志向の人も多いと思われます。

 

しかし、昨年の横浜市の杭工事の不具合でマンションが傾いてしまったような「問題」が起きると、分譲マンションの場合は、住民同士が話し合い、合意形成するために、「多数決」で物事を決めなければならず、住民同士が密接にコミュニケーションをとらざるを得ない状況になることが、あらためて分かりました。

 

他人と関わらずに済むと思ったので分譲マンションを買ったのに、合意形成するためのに、会議等でタップリ他人とコミュニケーションしなければならないと思われます。

 

横浜傾斜マンションのような問題が起こった場合は、区分所有法では、建替えするには所有者の5分の4以上の賛成が必要になります。私は建替えをしたくないと言っても、「多数決」で建て替えになってしまうかもしれませんし、建替えたいと思っても、「多数決」で所有者の5分の4以上の賛成がないと建て替えることが出来ません。

 

分譲マンションの場合は、各家族や個人の私物である住宅を、他人が多数決で決めるというこですから、よく考えると、とてもおかしく、難しいことが分かります。そもそも1つの建物を多くの所有者が持つ分譲マンションは、私有化になじまない住宅です。私有化して、自由に使い工事したいなら、一戸建て住宅しかありません。

 

今回の横浜の傾斜マンションのような問題が起こった場合に限らず、老朽化した場合の建て替えの場合も、反対するのは高齢者や低所得者です。建て替えを実行するには、「多数決」で高齢者や低所得者の意見を封じ込めなければなりません。マンションの住人が同じような所得のまま年月を経るのは不可能なので、そうなるしかないでしょう。高齢の低所得者と分譲マンションの相性は悪いと思われます。

 

分譲マンションを買い住み続けるということは、住民同士に充分なコミュニケーションが必要であり、そのためには同じような価値観と同じような所得の人が集まって住まない限り、上手く行かないのではないかと思います。具体的には、マンションの管理組合がきちんと機能することが、マンション自体の資産価値を高めることになるのだと思います。ただし、そのような文化?が根ずくのは、分譲マンションが多く供給され、戸建住宅の建てにくい首都圏に限定されるのではないかと思います。

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