SS-house(宇都宮市), リフォーム, 建築いろいろ, .

ss_houseキッチン

SS-houseのキッチンと奥様

 

8年前に大規模リフォームが完成したSS-houseを工務店業界紙の「新建ハウジングプラスワン」の取材で訪問しました。

 

新建ハウジングの読者は、新築注文住宅やリフォーム、リノベーションを請け負う全国の工務店経営者です。

ここ数年は「アーキテクトビルダー」という括りの、一定水準以上の注文住宅の「設計」ができる工務店を目指す取り組みを中心に紙面を作っている工務店業界紙です。

今回の取材は、地域工務店でリフォームを行った経緯や、完成後の暮らしぶりをお聞きするために、SS-houseの奥様に協力して頂きました。

新建ハウジングプラスワン

新建ハウジングプラスワン。掲載誌ではありません。

 

取材者は、建築専門編集者の大菅力さん。

何故リフォームしようと思ったのか?、依頼先の選定、どの程度の打ち合わせをしたのか、

図面作成、施工、近隣対応、完成、引渡し後の8年の暮らしぶりをインタビュー形式で聞きました。

 

行ったリフォームをザックリ書くと、玄関ホールの下駄箱、2階までの階段、2階のLDK、キッチン、お風呂、個室が2箇所です。工期は解体工事を入れて3か月間でした。

 

私は、SSさんと大菅さんの「やりとり」を聞くばかりでしたが、非常に印象に残った話と暮らしぶりがありましたので、箇条書きにしたいと思います。

 

施主がインタビューされるのを聞いて分かった、リフォームで大切な8つのこと

1.継続してその家に住まうリフォームの場合(中古住宅取得+リフォームでない場合)、住まいの問題点を一番感じて、分かっているのは施主である。現状の住まいに問題があるからリフォームするのだ。だから、施主の話をよく聞いて、観察し問題点を把握し、家族や個人に合った提案をする。

 

2.1年を通じて、建物への日差しの入り方、風の入り方、近隣の音を知っているのも、そこに長く住んでいる施主である。建物のアウトラインを変えずに、室内の間仕切り変更を行った今回のリフォームでは、

位置変更した間仕切り壁における、施主の希望した開口部の取り方等が明るい室内を実現するキーポイントになっていた。キッチンコンロ脇の壁に、耐熱ガラスを用いた開口部を設けているので、中廊下も明るい。

 

3.打ち合わせて詳細に図面を描いても、毎日のように現場で施主と会い、工事確認のコミュニケーションをとるのが重要。特に物づくりが好きな施主は、毎日の現場確認をすることで、コミュニケーションが良くなっていくような気がする。

 

4.施主が現場に来やすい状況を作る必要がある。来てもらえないと工事の確認ができないからである。SSさんは、現場に住んでいたので、上手く行ったと思う。コンセント、スイッチ、照明の図面化と電気工事前の現場での位置確認はもちろん必要最低限。

 

5.特に奥様には、「掃除のしやすさ」、「片付く収納」、「使い易い水廻り」の3つは重要である。使い易さの基準は三者三様なので、個人にあった提案を行う必要がある。この3つはどれも、オリジナル提案がしやすく、ハマれば満足度は高くなる。

 

6.街中の小さな家のリフォームの場合は、狭い空間を有効利用する必要がある。SS-houseの場合は、造作建具で空間操作をして、建具を開閉することで、室内を広げたり、閉じたりしている。これが上手く行った様子。

 

7.住まいながらのリフォームでは、お風呂の完成をとにかく急ぐ。水廻りのリフォームを行う場合、キッチンが使えなくても弁当で済む。しかし、お風呂が使えないと、銭湯等にいくしかない。それは時間的にも肉体的にも負担となる。だから、とにかくお風呂の完成を急ぐ。解体工事完了後、1週間前後で新しいお風呂を使えるよう工程を組む。施主は夜、作業の終わった工事中の現場の中をお風呂に向かうので、良く片付けて怪我をしない風呂動線を確保する。

 

8.SS-houseは、当社の2軒隣ということもあり、引渡し後8年で年に2~3度は訪問する機会があったが、今回初めて全ての収納内部を見せて頂いた。打ち合わせ時から、狭い空間をトコトン使う収納計画をしたが、とてもうまく使っているのでビックリした。必要最低限の物が、適切な箇所に納まっていた。収納内部の形態、棚の奥行と枚数も重要である。土鍋やホットプレートは、キッチン背面の階段下の開き戸の中に収納した。奥行きが深いので、手前にスライトする棚を2か所設けホットプレート等をいれた。そこもギッシリと物が入っていた。写真忘れて残念。

ss_house下駄箱の傘

下駄箱の中の傘収納。こんな感じで収納を考えた。

 

今回のインタビューで印象に残った話は、このようなこと。

2時間程度のインタビューだったが、施主がインタビュー形式で話をすることで、客観的視線をもって話を聞けてとても良かった。

上記の8項目は、書くと当たり前のことだが、インタビューを聞かなければ再認識できなかったです。

紙面に載ったら、またブログで取り上げます。

 

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