建築いろいろ, 注文住宅リフォームQ&A.

無垢パインフローリング

自分の家のフローリングの種類を今すぐ調べる必要があります。残念にもシートフローリングという種類だった場合は、フロアコーティング業界では、使い捨ての床材とも言われています。でも安心してください。お金は掛かりますが、定期的にコーティングすれば普通に使えるようです。

 

普段、無垢フローリングを使うことが多いので、シートフローリングというものがあることを知りませんでした。このシートフローリングは使わないほうが良いと思った経緯を以下に書きたいと思います。

 

注文住宅やリフォームに関するQ&Aサイトで、フローリングの隙間についての質問があり、回答しました。

 

 

質問はこれです。
フローリングの隙間についての質問

建売新築物件を購入して、住み始めて2か月でリビングの中央にフローリングの板と板の間(縦方向に1本)に2ミリ以上の隙間があきました。とあります。最初は隙間が無くて、開いたと考えられる文面である。木質の床材で2ミリ以上隙間が開くのは、経験上、無垢フローリングしか考えられないので、これは無垢フローリングだという前提で回答をしました。質問の中で1つ違和感があったのが、建売住宅だということ。建売だと、普通はローコストに造るから、無垢フローリングは使わないのです。無垢フローリングは一般的にこだわりの注文住宅に使われます。建売住宅の床は、ほぼ100%カラーフロアです。ですから、独自性を出した少し高級な建売住宅なのかなと、少し疑問に思いながら回答しました。

 

私の回答はこれです。
フローリングの隙間についての回答

回答の題名は「無垢フローリングは隙間が開きます」です。無垢フローリングだと勝手に思い込んで回答しています。ザックリ回答の中身を言うと、無垢フローリングなので隙間は開きますよ。細かいこと気にしないで生活したほうが良いです。という内容の回答です。当社ショールームの床材の隙間の写真まで撮って貼りました。他の回答者も無垢フローリングだと思って回答しています。こちらを参照してください。

フローリングの隙間についてのQ&A

 

 

そしたら、評価とお礼が来ました。これです。
フローリング隙間についてのお礼

ガーン!文面を見てビックリ!何と、隙間が開いたフローリングは無垢フローリングでは無かったのです。回答にも書きましたが、カラーフロアは、板を接着剤で張り合わせた合板なので、2mm以上隙間があくということは、経験上、ほぼありません。もちろん、木質ですから多少は開きますが、2mmは開き過ぎ。評価とお礼には商品名も書いてありました。サンロードアートというシートフローリングとのことです。シートフローリングという言葉も、この時初めて聞きました。

 

フローリングの種類と特徴をザックリ解説

無垢フローリングとカラーフロア写真は左が杉無垢フローリング、右がカラーフロア

 

●無垢フローリング

文字どおり無垢の木のフローリング。カラーフロアとの違いは断面を見ると分かりやすい。無垢フローリングは1枚の木で自然素材である。カラーフロアの断面は合板だ。カラーフロアには出せない「本物感」「味わい」「経年美」があるため、家にこだわる注文住宅ユーザーには非常にニーズがある。というか、こだわる人の注文住宅は無垢フローリング1択である。また、合板のように接着剤で積層された構造で無い為、長持ちするのも利点。合板は接着剤の寿命が製品の寿命となる。しかし、無垢フローリングは、自然なものであるため、ユーザー側にも心構えが必要である。たとえば、隙間がすいたり、反ったり、膨れたりするのはある程度許容する必要がある。値段はカラーフロアの3倍程度。上記写真は杉の無垢フローリングとカラーフロア。断面をみると違いが分かりやすい。

 

●カラーフロア

カラーフロアは、「複合フローリング」と呼ばれるもので板を接着剤で張り合わせた合板(基材)の表面に、天然木の薄板を張りつけたものをいいます。ウレタンの塗装をして出来たものです。合板なので形状安定性が優れています。合板を下張りしてから、カラーフロアを貼ると使用方法にもよるが30年前後は持つと思われる。

 

●シートフローリング

シートフローリングという種類の表面にオレフィンシートという薄いプラスチックシートに木の模様が印刷されたものを貼ったもの。(今回初めて知った)シートフローリングは、カラーフロアよりも廉価。「サンロードアート」はシートフローリングです。シートフローリングの基材はMDFのことが多いらしく水にも弱い。材料が違うので、カラーフロアとシートフローリングは別物と考えたほうが良さそうです。この床材で犬や猫等のペットを飼うのはやめたほうが良いでしょう。

 

「サンロードアート」で検索。何故かフロアコーティングのWEBばかり表示の怪

商品名の「サンロードアート」と検索すると驚いたことに、上位はほとんどフロアコーティング関連のwebです。何でコーティング関連のwebばかり上位表示されるのか?不思議に思い読んでみると、このサンロードアートというフロアは、基材(シートの下)が合板でなく、MDFで作られていているとのこと。MDFは段ボールなので水に弱く、フローリング表面の薄いプラスチックシートに傷がついて水が入ってしまうと膨れたり変形したりします。普通のワックスを塗ったりするのも水分が入ってしまうので、ダメなようです。コーティングのプロに依頼するしかないと思います。

 

シートフローリングよれシートフローリングは水分を吸い込むと、このように膨れて変形するようです。

出典: ベルカーサ株式会社様

 

「サンロードアート」はコーティングフリー(コーティングの必要なし)が売りのようですが、何もしないと板と板の合わせ目からの水分の浸透は防げません。定期的にコーティングが必要なようです。だから、フロアコーティング必須なので「サンロードアート」で検索すると、フロアコーティング関連のwebばかり上位表示されるのです。

 

ここに詳しくフローリング種類とコーティング対策が書いてあり勉強になります。

フロアコーティングハミング様のWEB

 

 

安いものには理由があるように、安い住宅にも理由がある。

商品名の「サンロードアート」に代表されるシートフローリングは、有名ローコストビルダー、建売業者、ローコスト系新築マンションに多数採用されているようです。サンロードアートで検索すると、採用しているローコストビルダーの社名が沢山出てきます。フロアコーティング業者さんの中には、「家を買って早々、悲しいお知らせですが、シートフローリングは使い捨ての床材 なのだという自覚が必要なのです。」と施工した者ならではの本音を書いている方もいらっしゃいます。これから注文住宅を建てたり、リフォームする方は無垢フローリングかカラーフロアを使ったほうが良いです。

 

 

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