建築いろいろ.

戦後日本住宅伝説

 

ヒアシンスハウス見学の後は、戦後日本住宅伝説-挑発する家・内省する家@埼玉県立近代美術館

戦後から1976年までの名作住宅16作品の住宅建築の展覧会。特に生で見たくなったのは「塔の家」。

私は、やはり小さな家が好み。

「塔の家」の断面模型と近隣住宅が一緒の模型は必見。断面模型をみると、室内各階の関係性がよく分かる。

断面は複雑に見えるが、それが小さな家の居心地の良さに直結している様子。

実際に体感すると、いたってシンプルに感じてしまうのかもしれない。

 

塔の家

 

超有名な住宅なので、何度か外観は見ている。近隣住宅と道路の配置が分かる模型からは、塔の家の開口部と裏通りの関係がわかる。そもそもワタクシ、裏通りがあることを知らなかったです。

やはり、建築は裏側に廻って見るのも大切なよう。

 

6坪弱(20m2=平方メートル/12帖)という狭い敷地に、地上5階・地下1階の住宅を搭状に造った住宅。当時の周囲の住宅は2階建の木造だから、周囲の人は「塔」のように感じただろう。鉄筋コンクリート造。1966年建立。室内が見たい。※塔の家写真はfairgroundさんからお借りしました。

 

すべての住宅の図面も展示されていたが、それぞれの模型がとても良くできている。特に中銀カプセルタワービルの模型は凄い。100戸以上ある各住戸の室内まで作ってあります。素晴らしくて泣けます。中銀カプセルタワービルの模型は、琉球大学の学生さんが造ったらしい。模型は撮影禁止なので実物写真あげときます。※中銀カプセルタワー写真はwikiさんからお借りしました。

中銀カプセルタワー

 

解説をしてくれたSTUDIO POHの星さんは三年半この展覧会のために働いたそう。平日なのに入場者が多くて驚いた。

この展覧会の写真集は新建築社が刊行。amazon では、すでにプレミア付いてます。

ガッツリ3時間の見学。とても疲れた。その後北浦和駅前の居酒屋。皆で飲んで復活。普通電車で宇都宮へ帰りました。8月31日まで埼玉県立近代美術館で開催。その後は広島市現代美術館、松本市美術館、八王子市夢美術館の4館を巡回する企画展。

 

埼玉近代美術館のニュースレター「ソカロ」をもらってきた。この企画展に対する、埼玉近代美術館長が書いた文章が載っている。題して「機能主義と官能性」。戦後という時代性もあり、展示の中で官能的?な住宅は殆どなかったような気がする。そもそも官能的な建築ってなんだろう?「機能」以外を「官能」と言っているのかもしれない。文章が分かりにくい。これまた別の意味で泣けた。

 

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