YM-house(下野市).

2月2日の土曜日に打ち合わせを行い、基本設計が完了しましたのでアップします。
YMさんからは、4年程前に、私がFPグループという工務店グループに所属していた時に電話を頂きました。当時そのグループを辞める事を決めていたので、そのことを伝えました。
電話で一度話したきりですから、そのグループの所属工務店かハウスメーカーで家を建てるのだろうと思っていた気がします。
去年の10月にメールにて問い合わせがあり、お会いして、以前連絡を頂いたYMさんだということを知りました。
いろいろな造り手の住まいをご覧になったようですが、ピンとくるものが無かったようです。ピンとこなかった理由は、工務店さんの温熱性能のみにフォーカスした家の為だったり、ハウスメーカーさんの味気ない対応とプランだったようです。どちらも既製品の建材を多用した統一感のない住まいだったのかもしれません。
家は返品の効かないものですから、造り手がしつこく営業することは出来ません。
お互い不幸になってしまいます。
その上、私の造る家は、既製品の建材を極力使わないオーダーメイド。
見本の無いものを、施主と打ち合わせて図面とカタログを見て造りますから、気が合うのか?
、価値観を共有できるのか?がとても重要になります。建具や家具、キッチンなどを造れる造り手はとても少ないのです。ショールームの雰囲気にも共感していただいたようです。
初めてゆっくりとお話をして、価値観の共有ができそうだと直感。私のお客さんの住宅を見てもらいました。いつものようにお世話になっている、MK-houseとH-houseをご覧頂き、住まい手であるMKさんとHさんとお話してもらいました。それから、申し込み、プラン、基本設計決定という流れになりました。
私の問題ありの部分も良い部分も、一番よく知っているのは今までのお客さんですから、話をしてもらいそれでダメなら、仕方ないと思っています。
敷地は下野市。駅前の住宅地です。西側道路の65坪の敷地。西側向かいには大手企業の施設があり、とても手入れの行き届いた緑が期待できます。
趣味の車の為のインナーガレージ+2台の外部駐車場。簡潔に家事が処理できる動線とユーティリティが求められました。インナーガレージと家事動線(裏動線)が必要となると、通常より家が大きくなります。家事動線を作るということは、表の動線に対して裏動線を造るということになりますから。
しかし、同じお金を掛けるなら、出来るだけ家は小さく質を高く造ったほうが長持ちします。ですから、要望を織り込んだ上で必要最低限の大きさを目指しています。
LDKと各個室は必要最低限の大きさとなっており、狭さを感じさせない為に階段を中心として、回遊性のあるプランとしています。階段により動線と用途を明確に分けています。階段も2つある為、上下方向にも回遊できます。行き止まりの無いプランは広がりを感じます。
外観は、道路側正面から見ると、家型の切妻屋根に見え、少しずれると片流れ屋根にも見えます。
想定している外壁材料は、シラス壁と米杉。どちらも自然素材で経年変化する上級者向けの素材。
室内も造作+自然素材です。間違っても、神経質な人には使えない材料ばかりです。「ナチュラルモダンでシンプルな家。」「味わいのある経年変化を期待できる家」を目指しています。
シラス壁は、実施設計中のA-houseのAさんに提案してもらった、定番にしたい材料の1つです。定番となっているルナファーザーにしても、これから定番になると思われるシラス壁にしてもレベルの高い施主提案により定番化していく流れのようです。
写真は外観CG。

吉田武志

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士

栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。

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