建築いろいろ.

有名なリビング。
明快な平面プランの中央部分に位置する。
格子に挟まれた天井までのガラスが有名。
室内の壁の白と木部のこげ茶、外部の緑のコントラストが綺麗。
大きなガラス面なので、そう感じる。
格子は「和」の雰囲気かと思ったがそうでもない。
大きなガラスは昔も今もモダン建築の要素の1つ。
隣の堀口捨己設計の住まいもガラス面はでかい。
大きなガラス面という一般の住宅でやっていないことをするということ。
それは外部を室内に取り込むこと。
一般人は体感したことがない。
だから新鮮。
今でも、こんな大きなガラス面は珍しい、当時は今以上にびっくりされたろう。
設計者として目立つ為にも必要だったのかもしれない。
これだけの大きなガラス面だと当然寒くて、暖房器具は多数入っている。
冷暖房のコストは当然高い。
良い面があれば必ず悪い面もある。
物ごと全て二律背反だ。
木製建具の大ガラス面。
だが、屋根からかなり後退させて、雨水が掛からないようになっている。
雨が掛からないと建具は長持ちする。特に木製建具は。
私は施工をしているので、耐久性は特に気になるところ。
階段もとても上がりやすい寸法。それは後日。
玄関
玄関。ベンチがある。
ベンチを上からみると微妙に「くの字」に曲がっている。
広く感じ、空間に変化をもたらす工夫か?
玄関ドアは内開き。外国人の師匠の影響?
雨の多い日本は雨じまいの良い外開き玄関ドアが普通。
建具
リビングから水廻りと個室に続くドア。
左が配膳口。カウンターはここも微妙なくの字。
右の建具は階段の影響で低い。上部にアールが付いている。
解説員によるとこの建具は、現場で即興でアールになったらしい。
図面上は普通の四角いドア。
ここも不思議と低い感じはしなかった。
巨匠の設計なので飲まれていた?
天井に見える木は片持ち梁のように見えた。
が、もう一度確認したいところ。
配膳口
キッチンと続く配膳口。
早く帰りたい娘2人が顔を出して「帰りたいコール!」
せっかくきだんだ。そうはさせない。(笑)
2枚の引き戸により閉じられるようになっている。
閉めるとキッチンの雰囲気は感じられなかったろう。
開けると、2つの部屋は繋がる。
造作建具の重要性を再確認。
家具
暖房上のカウンター家具が南面の開口部のカウンターと繋がっている。
家具と建具が良い住宅は住みやすいし、見るからに上質。
照明の数も必要最低限。
というか、暗く感じる人が殆どだろう。
照明計画も重要。
照明器具はシンプルだが値段は高そうだった。
収納
個室の収納内部には抽斗多数。使いやすいこと間違いない。
普通は予算の関係で、ここまで出来ない。
が、なるべくお金のかからない部材と作り方。
奥行きは600くらいだったと思う。
つづく。

吉田武志

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士

栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。

  1. ヨシダクラフト

    紅春1970【3】さん
    パネルヒーターは使われていなくて、オブジェです。
    >そのリビング写真は僕も見たことありますぅー
    >パネルヒーターのレトロなこと!

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