2011-07-28
建材・住宅設備・便利グッズ

ドイツ住宅レポート

オストコーポレーション北関東吉田さん のドイツ住宅レポートを聞きに行ってきました。
エネルギーロスの少ない住宅を目指す工務店経営者向けのレクチャー。
ドイツでは郊外の住まいを除いて、殆どが集合住宅。
集合住宅のほうが、1戸あたりの壁や屋根の面積を減らせるから
集まって住むと、新築時もメンテナンス時も合理的なのは分かる。
ただし、日本の集合住宅の場合は、
時を経ると入居者の年収格差が出て、メンテナンス費用が徴収できず
築30~40年もすると、ボロボロになっているものも多い。
ドイツはどうしているのだろう?
補助金が沢山でるのだろうか?
印象に残った話。
・ドイツが全ての面で素晴らしいわけではないが、エネルギーに関して深刻な問題意識を持っている国だということは間違いなく正しい
・パッシブハウスとまでは行かなくても、工務店は施主の予算が無いからといって、住宅の断熱気密を疎かにしてはいけない
・予算がなくて、エネルギーロスの多い家を建てようとする施主が居れば、勇気を持って、今は建てるべきでない旨を伝える
・新築が全てではなく、リフォーム。それも断熱改修には社会的意義・正義があることを知る
省エネルギー性能の高い家を建てるには従来よりもお金が掛かる。
デザインや素材も良くないとお客さんから選ばれない。
日本の世帯年収が減っている中で、そこを目指すのだから、
新築もリフォームも予算のある施主予備軍に選んでもらえる
魅力を持った工務店になる必要がある。
注文住宅 栃木県宇都宮市 ヨシダクラフト 
リフォーム リノベーション 栃木県宇都宮市 ヨシダクラフト

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吉田武志

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。

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