リフォーム.

現在、約2か月間の住みながらの大規模リフォームを工事中です。

 

水廻りのリフォームも行う場合は、お風呂とキッチンが使えない時期があります。なるべくお風呂とキッチンの工事は、ずらして行いますが、お風呂が使えない時期は銭湯に行くことになり、キッチンが使えない時期は外食になったりして、普段と違う生活になるので、施主はストレスを感じる方もいらっしゃると思います。

 

また、解体工事からはじまり、大工工事・電気工事・給排水設備工事・屋根瓦工事・左官工事・外壁工事・足場工事・木製建具工事etcと、新築同様の様々な職人が常駐、または日替わりで出入りするので、施主はリフォーム会社の担当者や職人との人間関係も含めてストレスになりがち。

 

ですからリフォーム工事前に、リフォーム工事以外の生活習慣や人間関係も工事会社と相談し、ある程度整理してからリフォームを開始するのが良いのです。

 

リフォーム工事以外の生活習慣や人間関係とは、例えば家のトイレを職人に貸すべきなのか? 駐車場が無い場合や足りない場合はどうすれば良いのか?職人へのお茶の差し入れは必要なのか?等についてです。

 

住宅会社からそのような話が無い場合は、施主から住宅会社に対して、ざっくばらんに話をしておいたほうが良いと思います。では1つずつ見ていきましょう。

 

リフォームの時に、仮設トイレを設置するかどうかは、施主が決めることである

新築の場合や、室内のほとんどを解体撤去してしまうような大規模リフォームの場合は、室内にトイレが無い状態になるので、工事中は外に仮設トイレを設置します。

 

しかし、住みながらのリフォームで、室内のトイレを使える場合は、仮設トイレを設置しないのが普通。

 

今までの当社のケースでは、住みながらのリフォームでは、お宅のトイレをお借りするか、もしくは近所にトイレのある公園がある場合は、仮設トイレを設置せずに公園のトイレを使わせてもらうことが多かったです。

 

というのも、仮設トイレの費用は、見積書の仮設工事費や諸経費の中に計上されるので、短期間のリフォームでは費用を抑えるため設置せず、既存のトイレを使わせてもらっていました。

 

近くに公園等のトイレが無い場合は、お宅のトイレを貸して頂くか、仮設トイレを設置するかの2択になります。

 

大勢の職人に自宅のトイレを使われることを考えると、違和感を感じるのは普通ですから、その場合は、仮設トイレを設置したほうが良いでしょう。

 

仮設トイレの代金を支払うのは施主なので、リフォームの時に、仮設トイレを設置するかどうかは、施主が決めるべき事柄です。

 

自宅のトイレでなく、仮設トイレを使って欲しい場合は、見積前の打合せの段階で、担当者に仮設トイレを設置してくださいと言っておきます。

 

現在行っている大規模リフォームでは、当初は工事を行わない1階のトイレを使わせて頂こうと考えていましたが、施主の提案により、仮設トイレを庭に設置しました。

 

住まい手側にすると、リフォーム中も家のトイレを使うのは家族だけなので他人に汚される心配はありませんし、造り手側もご家庭のトイレでなく仮設トイレが使えるので、気兼ねなくトイレができます。

 

私も今までは、お金が掛かるということで、施主に気兼ねして、あまり仮設トイレの設置の有無を聞かなかったのですが、今後は施主と相談して決めていきたいと思いました。

 

工事中の仮設トイレの設置場所と近隣挨拶について

住宅地や街中で工事する場合の仮設トイレの設置場所は、結構難しいことが多いです。

 

仮設トイレのタンクには、工事期間中の糞尿が入っていますから、仮設トイレ自体が匂います。

 

なるべく仮設トイレは、隣家に匂いの行かない場所に設置したいのですが、敷地が狭い場合は上手く行きません。仮設トイレの匂いでも、近隣に迷惑をかける可能性もあるので、工事前の近隣挨拶は重要です。

 

また仮設トイレは、なるべく外構工事や造園工事の邪魔にならない場所に設置したほうが良いことは言うまでもありません。

 

最近では、仮設トイレでも、給排水管を繋いで、糞尿をタンクに溜めずに排水し、通常のトイレと同じように使用できるタイプもあります。お金は掛かりますが、このタイプの仮設トイレのほうが、近隣からの苦情は少ないと思います。ただし配管されていますから、外構工事をするときに、工事に合わせて仮設トイレを移動しながら使うことは「しずらい」です。

 

こちらもご覧ください。

リフォーム前の近隣挨拶の具体例。近隣挨拶文と手みあげも公開します。

 

リフォーム工事中の駐車場の確保

新築並みの大規模リフォームでは、職人の通勤車両や工事車両の数も新築同様になります。

 

その上、住みながらのリフォームの場合は新築と違い、施主の車もお宅の駐車場に入っていますから、より駐車できる台数は少なくなります。

 

ですから、路上駐車ができないような場所で大規模リフォームする場合は、施主が近くに駐車場を借りられると効率的です。普段から近隣の方と付き合いがあると、駐車場を格安で借りられることが多いようです。

 

駐車場が借りられない場合は、コインパーキングに駐車しますが、その経費は仮設工事費か諸経費に含まれることになります。

 

コインバーキングに駐車できるのはまだ良いほうで、近くに車が停められなければ、現場で作業できる職人の数も少なくなり工期も延びることになります。工期が延びれば経費も掛かります。

 

ですから、大規模リフォームの場合は、何としても新築工事並みの3台程度以上の駐車場を安く確保できると効率的です。

 

リフォーム工事中の、職人へのお茶やお菓子の差し入れについて

大工や屋根工事等の長時間滞在型の職人は、基本的に朝8時過ぎに車で来て、17時ころまで、1日作業をしていることがほとんどです。

 

昔からの習慣で、職人は10時から15分程度の休憩、12時から1時間の昼食休憩、15時から15分程度の休憩を取ります。職人の習慣に対して施主側も、10時と15時にお茶とお菓子を出す習慣がありました。

 

しかし、最近はどこにでもコンビニや自動販売機があり、職人は家からお茶やお菓子は持参出来ますから、基本的にお茶やお菓子の差し入れのお気遣いは不要です。ちなみに施主が滞在していない新築工事では、職人は各自でお茶やお菓子を持参しています。

 

当社では、リフォーム工事中の施主からのお茶やお菓子の差し入れについては、施主の負担にならずに頂けるなら、ありがたく頂くというスタンスです。

 

この10時と15時の休憩は、職人同士、または施主と職人がコミュニケーションを取りやすくなるので、結構重要です。差し入れをしなくても、施主が家に居る場合は、一緒に休憩に参加して、質問したり、話をしても良いと思います。

 

例えば休憩時間には、お茶を飲みながら大工・電気業者・設備業者等が現状の仕事と、今後の予定について話し合ったりしています。

 

施主と職人もお茶を飲みながらだと話がしやすいので、お互いの意思確認ができる場となって良いのです。

 

今日のわかった

住みながらのリフォーム工事では、工事中は施主も在宅していることがあるため、職人とどう接すれは良いのか?、疑問に思ったりストレスを感じることも多いと思います。

 

そのような場合は、早めにリフォームしている住宅会社の担当者と話しをして、疑問を解消し、ストレスを溜めないことが大切です。

 

現場担当者も終日現場に居ることは少ないため、施主も職人とコミュニケーションが取れると、よりリフォーム工事が上手く行く可能性が高くなります。

 

カテゴリー別ベストセラー1位。売れているらしいです。

 

 

吉田武志

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士

栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。

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