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【質問】壁の気流止めを施工すると、壁内の結露やカビ発生の恐れはないのか?

・築38年の在来工法の木造住宅リフォーム中です。基礎は布基礎で、床下の土の上に防湿シートを敷きました。

 

・床断熱リフォームで断熱材としてスタイロフォームを施工しました。その結果、床断熱材で間仕切り壁に床下の空気が流れるところと流れないところができました。

 

・間仕切り壁に、床下の冷たい空気が流れると、室内が寒くなるので、空気の流れないところに合わせて、間仕切り壁に気流止めを施工してもらいました。

 

・今回、気流止めを施工したことによって壁内の結露、カビ発生の恐れはないでしょうか?

 

・また、気流止めを施工したことに伴い、必要な対策・工事(24時間換気設備設置など)や、したほうがよいと思われる事項があれば教えていただきたいです。

 

以上です。よろしくお願いいたします。

 

【回答】「気流止めを施工したこと」は、壁内の結露・カビ発生防止に、とても効果的です。

気流止めの必要性について、分かりやすい画像があったのでお借りしました。

 

画像出典

 

こんにちは。床断熱リフォームの時に、間仕切り壁の一番下に、床下からの空気が入らないように「気流止めをした」ということですね。

 

結論から言うと、「気流止めを施工したこと」は、壁内の結露・カビ発生防止に、とても効果的です。

 

「壁の気流止めを施工したことによって、壁内の結露、カビ発生の恐れはないのか?」とご心配とのことですが、心配する必要はなく、「気流止めを施工したこと」によって「壁内の結露、カビの発生の可能性はかなり少なくなった」と思います。

 

と言いますのも、壁の下に隙間が空いていると、以下のような流れになり、暖房しても煙突のようになった壁からどんどん熱が逃げるので、なかなか暖房が効かない、燃費の悪い家になります。

 

1.暖房すると、壁の内部の空気も暖かくなる。

 

2.軽い空気は軽くなるので、壁の中が「煙突」のようになり上昇気流を生じさせる。

 

3.壁の上にも隙間があると、そこから暖かい空気が抜ける。

 

4.暖かい空気が抜けた分だけ、床下の冷たい空気が床下の湿気と共に壁内に引っ張られる。

 

5.床下の冷たい空気が壁内を上昇する。

 

また、床下から冷たい空気が床下の湿気と共に入ってきて、暖房されて暖かくなった壁の石膏ボードの裏面を通るので、温度差により石膏ボードの裏側等の壁の中や、壁の室内側の表面や、壁近くの床の表面等で結露しやすくなります。

 

ですから、壁の気流止めを施工したことによって、壁の断熱材がキチンと効くようになり、壁内の結露、カビ発生の恐れは少なくなったと言えます。外壁も間仕切り壁も共通ですが、気流止めをするのは良いことです。

 

「気流止めを施工したことに伴い、必要な対策・工事はあるのか?」についてですが、特に必要な工事は無いと思います。

 

質問者からの評価・お礼

Sです。心強いご回答をいただき、ただただ感謝申し上げます。リフォームも終盤になり、クロスなども出来上がってくると本当に気流止めをお願いして良かったのかどうか、後戻りも出来ないし不安な毎日を過ごしておりました。これで、安心して過ごすことができます。ありがとうございました。

ヨシダクラフトより

Sさんの心配が無くなって良かったです。

 

「気流止め」をすることは、断熱改修・断熱リフォームの最重要ポイントの1つなので、当社のブログで紹介させて頂きました。

 

(WEBの問い合わせから頂いた質問です。ボランティアで回答しています。全ての問い合わせには回答できませんが、私が興味があるものについては回答して、当社WEBにも掲載します。今回の質問は富山県富山市在住のSさんからの質問でした。)

 

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吉田武志

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士

栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。

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