リフォーム, 住宅設計, 高断熱高気密省エネ住宅.

先日ブログで外壁塗装リフォームについて書きました。

 

外壁塗装リフォームの基本的考え方。一緒に行うとお得なリフォームも教えます

 

外壁は面積が大きく、一般的な外壁材を使うと、15年程度ごとに繰り返し外壁塗装リフォームが必要になるので、生涯のメンテナンスコストも高額になります。

 

ですから「新築時の外壁材に何を使うか?」はとても重要です。

 

付加断熱にして断熱性を強化し、暖かく燃費が良い家を建てても、生涯の外壁メンテナンスコストが高額なら、それは良い家だとは言えません。

 

今日のブログは、一般的な外壁塗装リフォーム費用(一緒に行うべきリフォーム費用含む)が、ザックリいくら位掛かるのかを書いた上で、「メンテナンス費用を安くできる、おススメの外壁材」について書きます。

 

外壁塗装リフォーム費用は、いくら掛かるのか?

外壁塗装リフォーム費用(一緒に行うべきリフォーム費用含む)は、状況にもよりますが、外壁材としてよく使われている窯業系サイディングに塗装をした場合は、35坪程度の家で200~250万円(税抜)程度の費用が掛かります。

 

■外壁塗装リフォーム費用(下記項目を含んで35坪程度の家で200~250万円程度)

1.外壁塗装リフォーム(足場・外壁シーリング打ち替え・雨樋・軒天・破風・水切り等の塗装含む)

2.ベランダ防水再施工

3.屋根瓦の谷板金及び漆喰補修

4.床下防蟻工事

 

住宅ローンを払いながら、15年ごとに200~250万円(税抜)程度の出費があるのは、かなり大変です。

 

30歳で家を建てた場合、80歳になるまでに、3回の外壁塗装リフォームが必要になり、ザックリ250万円×3回=750万円(税抜)の、外壁塗装リフォーム費用が掛かります。

 

新築時に「窯業系サイディング外壁材」を採用しないほうが良い理由

窯業系サイディングとは、よく見かけるこんなヤツ。

窯業系サイディングとは、最も一般的に使われている外壁材で、新築戸建て住宅の8割が窯業系サイディングです。

 

特に新興の団地や建売住宅が並ぶ街角にいくと、ほぼ全てが窯業系サイディング外壁材ということも。

 

価格が安く、工期も早く、初期性能が高いので、建売住宅やローコスト住宅は、窯業系サイディングの1択で造られています。

 

外壁材のシェアは、メンテナンスコストが高い窯業系サイディングが8割を占める。

また工期が早く、施工管理も楽だという理由で、大手ハウスメーカーの住宅もほとんどが窯業系サイディングです。

 

■窯業系サイディングのデメリットは、

1.塗膜(塗装の膜)で維持されている外壁材なので、約10~15年に1度、再塗装が必要となる。

2.ありきたりな外観になること

3.工業製品なので廃盤になると、部分交換ができないので、全部貼り替えが必要となり高コストになる。の3つになります。

 

時間が経っても、部分交換できるような、普遍性のある外壁材であれば、定期的に再塗装しなくても対処できますが、工業製品の窯業系サイディングは、廃盤になりますから、部分交換ができません。

 

詳しくはこちらのブログをご覧ください。

 

新築時の外壁材に窯業系サイディングを使わないほうが良い理由

 

新築時の外壁材は、メンテ回数を少なくできる、この3種類から選ぶべき!

1.ガルバリウム鋼板外壁材

2.木製外壁材(無垢の木の外壁材)

3.シラスそとん壁

 

長期使用できる3種類の外壁材の共通点は、廃盤になりにくいこと、シーリングが少なくできることの2点です。

 

3種類の外壁材は、日本的なシンプルさもありますので、中高年になるにつれて増えていく「日本的なモノへの回帰願望」にも、対応できる外壁材です。

 

ザックリと特徴を書きます。

 

ガルバリウム鋼板は金属製サイディング。

1.ガルバリウム鋼板は、屋根材としても使われるほど、雨に対して耐久性があり、それが最大の特徴です。

 

ガルバリウム鋼板外壁材も、塗装は必要ですが、窯業系サイディングよりも外壁材としての耐久性は高く、再塗装するまでに、25年~30年程度は持つと思います。

 

シーリング箇所も、窓廻りの一部程度と、窯業系サイディングよりもだいぶ少なくできることも利点で、メンテナンス回数を少なく出来る要因です。軽い材料なので、付加断熱にも適しています。

 

木製外壁材+ガルバリウム鋼板外壁材のコンビネーション。

2.木製外壁材は、工業製品ではないので廃盤になる心配が無く、経年しても部分交換ができる唯一の外壁材です。

 

メンテナンスコストが少なく長期使用出来て、景観にも優れています。

 

神社の外壁材は木が多く、長持ちしている。

無垢の木の外壁材は、「木は腐る」という先入観があり違和感を覚える人も多いと思います。木は雨が掛かれば、腐朽菌により朽ちていきますが、雨掛りにならなければ、非常に長持ちすることは神社が証明しています。

 

木材の経年変化を受け入れられるなら、極めておススメの外壁材です。

 

ただし、住宅密集地で新築する場合は、火災対策を講じる必要があり、コストが高くなりがちです。

 

シラスそとん壁は左官外壁。

3.シラスそとん壁は、左官外壁材です。

 

材料自体に色が付いているので、通常のモルタル下地塗装仕上げのように10~15年に1度程度の塗り直しが必要ない外壁材です。

 

汚れた場合は、足場を架けて洗浄等が必要ですが、塗装が必要な外壁材よりは、メンテナンスコストは掛からない。

 

外壁材について、詳しくはこちらをご覧ください。

外部仕上げ

 

この本を読んで、ブログを書く勉強しています。超詳しく、かつ分かりやすくでおススメ!

藤原和博さんがおススメしていたので、読み始めました。1万時間の法則がキーワード。

吉田武志

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士

栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。

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