ショールーム(リフォームスタジオ).

ショールーム。天井を貼ってないので配管が多数見える。

ちょうど10年前、2007年の12月にリノベーションして出来た当社ショールーム。

 

特に大掃除の時期は、天井を貼らない配管むき出しのリノベーションをしたことを後悔する時期でもあります。(涙)

 

天井が無いので、普通なら天井裏に隠されている多数の配管の上に埃がたまることを後悔しているのですが、天井を貼っていないデメリットは他にもあります。

 

今日のブログは、天井を貼らない天井配管むき出しのリノベーションの3つのデメリットを書きます。

 

「配管むき出しの内装は、天井が高くワイルドな感じが良い」と考える方が居るかもしれませんが、自宅のリノベーションで配管むき出しは、やめたほうが良いでしょう。

 

また、この社屋兼住宅は25年前に私の父が建てたものですが、建物を大きくしてしまったので、定期的にやってくる外装メンテナンスもお金が掛かります。新築する時は、必要最小限の大きさが良いのですが、その理由も書きます。

 

当社ショールームについてはこちらをご覧ください。

ショールーム

 

ショールーム兼事務所の天井材を貼らなかった理由

リノベーション前は当社事務所として使っており、天井が貼ってありました。リノベーション前の計画時に天井点検口から天井裏を覗くと、配管が綺麗に保温されていたので、配管むき出しでも違和感は無いと考えました。

 

天井を貼らなかった一番の理由は、天井材を貼らずにコストダウンしようと考えたからですが、これが失敗でした。

 

天井を貼らない配管むき出しのリノベーションのデメリット3つを見てみましょう。

 

天井を貼らない配管むき出しのリノベーションは、配管の上や梁上に埃がたまる

配管や鉄骨梁の上には埃がたまっている。

配管むき出しのリノベーションを行わないほうが良い最大の理由は、配管上等に埃が溜まって掃除できないからです。

 

この建物は鉄骨造なので、配管上以外にも何本もむき出しになった鉄骨梁上に埃がたまります。配管の種類は、給水、排水、ガス管、エアコン配管です。また、配管と梁以外では、天井セット型のエアコン上、本棚上にも埃がたまります。

 

毎年、大掃除の時期になると、エアコン上、本棚上の埃は、硬く絞った雑巾で拭き掃除しますが、配管上と鉄骨梁上は、本数が多すぎて掃除することができません。埃はたまったままで、10年が経過しています。

 

ちなみに埃が落ちてくることはありませんが、大掃除の時期は天井貼っとけばよかったと思います。

 

飲食店でも、改装コストを減らすために、このような配管むき出しの内装にしているところがありますが、掃除は出来ないと思います。そのような店では、埃の溜まった配管の下で食事をしていることになります。

 

現在、自宅が鉄骨造で、天井を貼らないリノベーション(リフォーム)を考えている方は、配管上や梁上の掃除ができないので、天井を貼るべきでしょう。

 

天井を貼らない配管むき出しのリノベーションは、配管を流れる水の音や上階の生活音が響いて不快

天井が無く、排水管がむき出しなので、音が響きます。また、天井が無いので上階の生活音も響きやすいです。

 

天井が貼ってあると、音はかなり緩和されます。

 

天井を貼らない配管むき出しのリノベーションは、容積が大きくなって冷暖房費用がかかる

天井を貼っていないので、天井は高くなります。しかし、部屋の容積が大きくなり、冷暖房の費用は当然高くなります。

 

住宅の天井は、ただ高いだけでは高く感じない理由

素人の方は特に、天井は高い方が良いと思いがちですが、それは間違い。

 

天井は、低い天井と高い天井の「メリハリ」により「高さを感じる」ので、例えば通常より高めの2.7Mの天井高さで各部屋を統一しても、ちっとも天井が高いと感じません。

 

ちなみに、一般的な木造住宅の個室の天井高さは、リビング吹き抜けと上手くメリハリを付けられれば、2.1~2.2M程度でも狭い感じはせず、吹き抜けとセットで構成することによって、かえって広がりを感じます。

 

2.1~2.2M程度の個室の低い天井高さは、落ち着きを感じて冷暖房費が安く済む等のメリットもあります。

 

「どのような天井が高く感じるのか?」についてはこちらをご覧ください。

天井高さは何センチが最適なのか?天井高さ2200㎜を考える

 

家は最小限の大きさが良いと思う理由は実体験

また、この社屋兼住宅は、倉庫も兼ねているので140坪以上あり建物が大きいので、清掃が大変なのはもちろん、15年程度に1度訪れる外装リフォームの時期に、リフォーム費用が多く掛かります。リフォームの時期になるのが憂鬱です。

 

建築の単価は、新築もリフォームも基本的に「面積×単価」なので、必要最小限の大きさが良いでしょう。

 

ちなみに社屋兼住宅4階部分は空きスペースになっており、納戸(倉庫)として使っていますが、無くても全く不自由しません。

 

日本の経済状況から考えると、これから4人家族の家は、30坪前後が標準的な大きさになると思います。30坪前後の家なら、子供が巣立ち夫婦2人もしくは単身になっても、管理しやすい広さです。

 

それ以上の広さの例えば40坪以上の大きさの家を、高齢の夫婦2人もしくは単身で清掃及びメンテナンスしていくのは、高齢になり身体が動かなくなると難しいと思います。また、子供が巣立ち家族が減ると使う部屋は決まってくるので、「家が広いと大きな納戸がいくつも出来てしまい、モノも散らかりがち」というのが実情です。だから、家は必要最小限の大きさが良いと思います。

 

小さな家のメリットはこちらをご覧ください。

小さな家で大きく暮らす

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吉田武志

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士

栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。

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