注文住宅リフォームQ&A.

樹脂サッシ

質問 樹脂サッシ(樹脂窓)は変形するのか?

現在、新築を計画中です。 熱効率、遮音性、結露対策からオール樹脂サッシを検討しています。

しかし、ネットで調べると樹脂サッシの変形などの情報が出てきて迷っています。

最近の樹脂サッシでも変形はするものでしょうか?

 

回答 樹脂サッシ(樹脂窓)が変形したという事例は聞いたことがありません。

栃木県宇都宮市と隣接する市町村で注文住宅を建てる時に、アルミ+樹脂の複合サッシではない、国産のオール樹脂サッシ(以下樹脂サッシ)を使っています。

樹脂サッシを平成11年くらいから今まで18年くらい使っていますが、変形したことは無いですし、知り合いの同業者からも樹脂サッシが変形したというのを聞いたことがありません。

 

樹脂サッシに使われている、硬い塩ビ樹脂そのものは50年以上の長寿命と言われています。

断熱性、省エネ、遮音性、結露対策を優先するならアルミ+樹脂の複合サッシでなく、樹脂サッシを使用すべきでしょう。

最近は、街中の準防火地域で使われる住宅の防火窓でも、アルミ樹脂複合サッシでなく、樹脂サッシが使われるようになり、より一般化しています。

街中の密集地域では、住宅でも火災時に延焼しにくい「防火窓」が使われています。防火窓も樹脂サッシになってきているという話です。

 

しかし最近、ある研修会で初めて会った樹脂サッシを使った経験の無い大工さんは、樹脂サッシの耐久性に「何となく疑問があり、採用できなかった」そうです。

ただし後からよく調べたら、樹脂サッシにとても耐久性があることが分かり、次の現場から樹脂サッシにすると言っていました。

サッシを取り付けている大工さんでさえ疑問を持つのですから、質問は理解できますが、「樹脂サッシは、普通に使っていれば変形したりしないので大丈夫です」

樹脂サッシを使って10年くらい経過すると、断熱性が高いことはもちろん、アルミサッシと同等以上に耐久性もあることを理解できると思います。

 

Q&Aのページもご覧ください。

 

(更新)北海道の十勝で築33年の樹脂サッシが問題なく、北海道十勝の新築の建物全てが樹脂サッシだという話

このブログをFacebookに投稿したら、北海道十勝の株式会社 岡本建設の岡本修さんから、

 

「私の自邸は33年経ちます、当時のシャノンウインドウですが問題ありませんよ、今の樹脂サッシは更に強度と性能を上げていますので心配ないです、北海道十勝の新築の建物全てが樹脂サッシです。」

とコメントを頂いた。

 

北海道十勝と栃木県宇都宮市の気候を調べたら、平均気温を比較すると、やはり北海道十勝の気候のほうが厳しいです。北海道十勝地方の平均気温の寒暖差だと、一番暑い8月と一番寒い1月で27.7度の温度差。それに対して、栃木県宇都宮市の平均気温の寒暖差だと、一番暑い8月と一番寒い1月の温度差で23.1度。北海道の寒暖差は厳しいですが、宇都宮市の寒暖差も厳しいです。調べてあらためて窓は樹脂サッシが良いと思いました。

 

樹脂サッシは、宇都宮より過酷な気温差の北海道十勝地方で33年と長く使われており、北海道十勝の新築の建物全てが樹脂サッシだという話ですから、「樹脂サッシは変形したりはしない」という何よりの証拠だと思います。

 

 

吉田武志

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士

栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。

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