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ヤフー知恵袋

画像はYahoo知恵袋さんにお借りしました。

先日の白蟻に関するブログを書く前に、以前書いたブログと重複しないように「ヨシダクラフト 白蟻」で検索しました。

 

検索結果、Yahoo知恵袋の「新住協に関するQ&A」の1つに当社に関する質問が載っていたので、本人が答えてみます。

 

「新住協に関するQ&A 栃木で新住協で建てようと思ってますが・・・ヨシダクラフトの造作建具のメリット・デメリットはどうなの質問」

 

ちなみに新住協とは、高断熱高気密を必要不可欠な基本性能として考え、省エネで快適な住宅を目指している住宅技術研究団体です。関東以南でもぶ厚い200㎜の付加断熱を推奨しています。日本トップレベルの断熱性能の家を造っている会社も多い団体です。

 

当社の去年初めて付加断熱(W断熱)の住まいを造りました。

私が設計施工した断熱性能Q値1.35、C値1のお客さんのお宅に宿泊した感想と室内温度

 

質問内容は、

「栃木県在住の方から。新住協に所属している工務店で家を建てようと思っているが、ヨシダクラフトという工務店がある。ヨシダクラフトのホームページには、オリジナル部材を使っているとあるが、オリジナル部材のメリットとデメリットがあれば教えてほしいというもの。」

 

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造作建具の室内

家づくりで使用するオリジナル部材のメリットとデメリットについてお話します。オリジナル部材は、造作建材・造作建具と同義語です。

 

造作建材と既製品建材の違い

造作建材とは、工務店がメーカーになって造った主にドア(建具)・家具・ドア枠・窓枠のこと。

 

それに対して既製品の建材とは、ウッドワン・パナソニック電工・大建工業等の大手建材メーカーの造った内装建材です。

 

既製品の建材は、新建材だけではありません。20年くらい前からウッドワンが無垢材を使った既製品建具等を出したので、選択肢が広がり住宅会社の間で既製品建材が定着しました。

 

既製品建材で住宅を造っているのは誰で、造作建材で住宅を造っているのは誰なのか?

既成品建材を使っているのは、大手ハウスメーカー・ローコストビルダー・ほとんどの工務店・多くの設計事務所です。だから、木造戸建住宅の9割以上は既製品の内装建材だと思われます。

 

対して、造作建材を使っている造っているのは、一部の工務店と設計事務所のみです。体感値では1割程度でしょう。

 

造作建材(造作建具)のメリット

・時が経っても廃盤にならないので、基本的には修理が効いて長く使える可能性が高い。

・ドア枠・ドア・窓枠・家具等、部材をコーディネイトできるので、室内に統一感が出る。

・造作建具は必要な幅、高さ、仕様に加工でき自由度が高い。

・だからスペースの限られた狭小住宅、施工範囲の限られたリフォームでは施主が使いやすい室内になる。

・経年すると味が出てくる。

・無垢材は削ったりして補修ができる。

・一品生産品なので、施主が愛着を持ってくれる。

・建築やインテリアが好きな人に向いている。

・住宅雑誌・インテリア雑誌・業界専門誌に施工例として掲載されているのは、全て造作建材(造作建具)の住宅である。

・理由はスッキリと美しい室内に見え、全住宅の約9割を占めるありふれた既製品建材住宅に対して、雑誌としても差別化ができるから。

 

造作建材(造作建具)のデメリット

・既製品建材より値段が高い。

・造作建具は、計画時に建具図、展開図の図面作成が必要になり、施工時に様々な職人が関わるので、工程が長く手間が掛かるので値段が高い。

・それぞれの現場に合わせて造る一品生産品なので、既製品に比べると精度が劣る。

・大工・建具職人等、地域の熟練職人に依頼しており、熟練職人が居なくなると成り立たない。

・反って使えないということはないが、反ったり隙間が開いたりするので、万人向けではない。

・ハウスメーカーが造作建具を使わない理由の1つはここ。造作建具はそんな状態も受け入れられるインテリアが好きな人に向いている。

・図面もなく造作建具にすると、インテリア全体を失敗する。

・造作建具にする場合は、インテリアの打ち合わせができ展開図と建具表を描き慣れた設計者、造り慣れた住宅会社をわざわざ探す必要がある。

 

造作建具の魅力と値段が高くなる理由について、詳しくはこちらをご覧ください。

造作ドアにすると決めた理由は「吉田さんの造る住宅はダサイ!」と言われたからでした

 

既製品建材のメリット

・造作建材より安い。

・安い理由は既製品で大量流通しているし、完成部材を現場で大工が組み立てるだけなので、工程も1工程と少ないから。

・既製品建材は完成した部材を現場で組み立てるだけなので、熟練工が必要無く工期も格段に早い。

・工場生産で大量生産された既製品は施工精度が高く、造作建材よりも施工後に変形したりする可能性が少ない。

・万人向け。(なので、ハウスメーカーやローコストビルダーが採用。)

 

既製品建材のデメリット

・時が経つと廃盤になるることが多く、修理が効かない場合がある。その場合は、ドアの周りを壊して交換等する必要あり。

・新建材の場合は、経年すると表面の木目調塩ビシートが剥がれたりする。修理が効かず安っぽいので、印象が良くない。

・建築やインテリアが好きな人から見ると、既製品建材を使うと、ローコストビルダーや大手ハウスメーカーのような、ありふれた味気ない室内になるので採用しない。

・だから住宅雑誌・インテリア雑誌・業界専門誌に既製品建材を使った家が掲載されることは無い。大手ハウスメーカーの造る家がカッコいいなら、施工例が雑誌に掲載されるはずだが掲載されない。

 

造り手の立場からの造作建具と既製品建具

造り手側の立場からすると、造作建材(造作建具)は、インテリアに馴染んで、長期使用できるというメリットがある。既製品建材を使ってしまうと、ハウスメーカーやローコストビルダー等の室内と変わらなくなり他社と競合になるので、使わないという面もあります。

 

建具(ドア)は、面積が大きく室内の印象を左右するので、造作建具に関連したブログも多数書いています。

 

造作建具関連ブログ

 

【会話】建具職人が造った造作ドアは、時を経ても別の建具職人が修理出来る!しかし既成品ドア (既製品建具)は古くなると修理が効かない可能性が高い!という職人との会話

 

引き戸のメリットとデメリットを把握して、小さな家でも大きく暮らそう

 

【実はインテリアのポイント!】造作建具と建具職人。作業を見るのもおススメ。

 

天井の低い家は、狭く圧迫感を感じるのか? 天井高さ2.2Mの家の感想をレポートするよ

 

ウィルホーム倒産!ネットの普及で、これといった特徴の無い住宅会社は自然にローコスト住宅会社に転落してしまう時代

 

造作ドアにすると決めた理由は「吉田さんの造る住宅はダサイ!」と言われたからでした

 

ヨシダクラフト 造作建具

 

吉田武志

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士

栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。

  1. kamapan_2006

    初めまして「新住協」の会員をしておりますkamapan_2006です。 僕の正体が知りたい場合には、会沢事務局長にお聞きください。 一応表向きには「匿名」で活動しており、自分の受注業務の足しに利用するつもりはありませんし、実名を公開するつもりはありませんので、よろしくお願い致します。

    「新住協」の会員は、その多彩な選択肢がお客様から見た時には、とても大きな魅力だと思いますので、「高断熱」でさえあれば良いだろうと言う考え方では、何ら「一条工務店」と変わりませんので、これからも「オリジナル性」を重視してくださいね。

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    • yoshidacraft

      はじめまして。書き込みありがとうございます。kamapan_2006さんの正体は、新潟のオーガニックスタジオの相模さんからお聞きして、先日facebookで友達申請しました。
      よろしくお願いいたします。質問者が読んで判断してくれると良いのですが。

      返信
  2. えが

    先月伺って話を聞かせてもらった者です。
    御社の床下エアコン設置の場合の白蟻対策と基礎断熱の基礎の湿気対策についてどのようにしているのか知りたいのですが。

    返信
    • yoshidacraft

      先程、えがさんとは、メッセンジャーアプリでお話しました。

      返信

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