2016-12-16
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タイルに「穴あけ」したい人に朗報!タイルにひび割れを生じさせずに、綺麗に穴あけができる小径「ダイヤモンドコアビット」

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ダイヤモンドコアビット出典

 

タイル面に穴あけしたい人に朗報です。

 

タイル面に穴を開ける場合、タイルが割れてしまうことが多いもの。

 

「こんなことなら、タイルに穴を開けなければ良かった!」

となることも多いのですが、

 

この方法ならタイルが割れずに穴あけが出来ます。

私も今まで知りませんでした。

 

玄関ポーチのタイルに、落下防止の手摺を付ける時の話です。手摺を玄関ポーチのタイル側面に付ける場合は、タイルに穴を開けて、後施工アンカーを打ち、ボルトで手摺を取り付けるのが普通です。

 

最初タイル面に振動ドリル等で、コンクリートアンカーの打てる12㎜程度の穴を直接開けると、タイルにひび割れが生じやすいのは分かっており、どうするのか?と心配していました。

 

しかし、今日、玄関ポーチのタイル面に手摺を付ける時に、タイルを割らずにコンクリートアンカーの打てる道具があるのを、エクステリア専門の職人に教えてもらったのでご紹介します。この道具を知っている人は以外と少ないと思います。室内のキッチンタイル等の穴あけも出来ますし、職人によると自然石に穴を開けることも可能らしいです。

 

これが、ダイヤモンドコアビット。

 

花瓶やマグカップ等、大概の物に綺麗に(ここ大事)穴が開けられるらしいので、DIYにも使えます。

 

まずは、大工さんの使うインパクトドライバーにダイヤモンドコアビットをセットしてタイル面に穴あけをする。今回はコンクリートアンカー径に合わせて12㎜ののダイヤモンドビットを使いました。ダイヤモンドコアビットは様々な大きさがあります。

 

これがインパクトドライバー。

 

タイル面に穴を開けた後は、振動ドリルを使いタイル下地のコンクリートに穴あけ。インパクトドライバーと振動ドリルは違います。

 

これが振動ドリル。

 

振動ドリルで穴を開けたところに、コンクリートアンカーを打ち込む。

 

これがコンクリートアンカー。

アンカーはホームセンター等でばら売りしています。

 

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完成した手摺がコレ。

 

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玄関ポーチ手摺のタイルに穴を開けた部分。タイル面に穴開けして、片側4箇所のコンクリートアンカーが打たれているのが分かる。

 

参考になれば幸いです。

吉田武志

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。

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