SI-house(宇都宮市), 高断熱高気密省エネ住宅.

%e8%97%a4%e4%ba%95%e3%81%95%e3%82%93

藤井さん

北海道旭川の藤井工務店さんご来訪

今年の夏、新住協の全国大会でお会いした北海道旭川の藤井工務店の藤井さんは、隣県の茨城出身。11月26日、高校のクラス会出席で帰省する前に、足を延ばして宇都宮までご来訪。SI-houseを見学して頂き情報交換しました。

 

旭川 藤井工務店さんの超高断熱住宅+オーダーキッチンは大工造作の標準仕様で驚く

藤井さんの施工事例を見ると、断熱仕様は200㎜付加断熱もしくは300㎜断熱の超高断熱。その上、全ての住宅のキッチンがオーダーメイドキッチンになっている。勿論、建具も造作建具。薪ストーブと太陽光も、ほとんどの施主におススメするとのことなので、2度驚く!

 

Q1住宅並み、もしくはそれ以上の超高断熱による快適性と低燃費を担保した上に、内外装の統一感と永続性(既製品のように廃盤にならず、修理も効くので長く使える可能性が高い)も考えてのオーダーキッチン、造作建具、自然素材である。屋根材の選択理由も多雪を屋根から落とさないという機能重視で納得。

 

藤井さんのように、断熱性能と仕上げ材の標準仕様のレベルを高くするのは実力が無いと無理である。逆に実力の無い住宅会社は、安い仕様にするしかないので競合し、家を叩き売るしかない。その末路はこのようになることが多いです。

 

ウィルホーム倒産!ネットの普及で、これといった特徴の無い住宅会社は自然にローコスト住宅会社に転落してしまう時代

 

普通は、Q1住宅クラスの超高断熱住宅にすると、開口部を含む断熱材、断熱施工にお金が掛かってしまい、無垢の床材と造作建具止まりで、キッチンまでオーダーメイドにできないのが普通である。しかし藤井さんと話をして、ヨシダクラフトの住まいも、大工の造る「おおらかな造作キッチン(オーダーキッチン)」を許容できる施主であれば、オーダーキッチンにすることが可能だという話を展開したいと思います。

宇都宮市の住宅会社の標準仕様の傾向

宇都宮市近辺では、わりと目立っている住宅会社・設計事務所でさえ以下の2つのパターンのどちらかである。1つは、オーダーキッチン、造作建具、無垢材を標準仕様にしているが断熱性能が低く寒い家。これは設計事務所か意匠系工務店に多い。これは寒くて住みにくい。

 

もう1つは、超高断熱で室内は暖かいが、設計力の低さから、窯業系サイディング及び既製品内装建材を使った住宅になってしまう住宅会社。こちらは断熱性能のみ重視の工務店に多い。

大工の造るオーダーキッチンは大らかな施主なら採用できそう

SI-houseは、理解ある施主だったので、思い切って大工造作によるオーダーキッチンにしても良かったかもしれない。「思い切って」と言う意味は、既製品のキッチンは、多くの人が使っており、使い手の最大公約数から設計施工するので、既製品のキッチンはオーダーキッチンよりも使い勝手が良い面も多い。大工の造るオーダーキッチンにする場合、多少使い勝手が悪いのを許容出来るかにかかっている。

 

大工の造るオーダーキッチンは、例えば抽斗(ひきだし)の動作性等の細かい部分や仕上げの出来、掃除のしやすさ等で、既製品と違っていたりして違和感があるかもしれない。そのような点を踏まえての「思い切って」である。SIさんは違和感も含めて面白がれる人でした。

 

藤井さんの住む旭川は家具の街なので、オーダーキッチンも家具工場に発注しているのかと思ったが、全て大工造作キッチンでした。話を聞くと、これは私も出来そう。今まで当社で造るオーダーキッチンは、家具屋に依頼していた。高価な設備や過剰な機能を求める方は無理ですが、家具やドアと統一感のあるオーダーキッチンが欲しくて、かつ私に任せてくれる「おおらかな施主」なら、大工造作で必要最低限のオーダーキッチンが出来そう、と感じた。

藤井さんに図面(設計図書)・模型と建物を見て頂く
si%e6%a8%a1%e5%9e%8b%e5%9b%b3%e9%9d%a2

現場で使いこんでボロボロの図面と模型

 

藤井さんのブログ「宇都宮ヨシダクラフトさん」を読むと、建物を見てご評価頂いた点もあるようでひと安心。

 

ヨシダクラフトの設計図書は、基本プラン、内外意匠と模型は私が造り、その後の図面作成は親戚の協力設計事務所の大塚さん にお願いしている。上がってきた図面を元に、私がお客さんと打ち合わせを繰り返しながら詳細を確定して行き、契約設計図書にするという形を取っている。

si%e5%9b%b3%e9%9d%a2

インテリアの図面である展開図。これが無いと室内の仕上がりが分からない。工務店は展開図を書かない会社が多いです。

 

写真の黒い設計図書には展開図はもちろん、時には家具図も入る。施主と打ち合わせを重ねて充分な理解を促しなが図面を造る必要があり、かつ施工時は職人全てに理解してもらうことを考えると、設計図書が出来た段階で、施工前なのに気が遠くなってしまう(苦笑)のがいつもの状態だ。

 

当社の設計図書は、意匠系設計事務所並みに図面枚数が多いと思う。後述するが枚数が多いのが良いことでなく、より少ない枚数で造り手と住まい手が理解できるのが良い図面である。藤井さんは、図面と施工の関係も効率が良さそう。

 

ヨシダクラフトでは、施工に入ると毎週1回は現場で施主と会い、この設計図書を元に、実際の現場を見ながら、進捗確認と軽微な変更をするので(現場打ち合わせと言っている)、完成後に施主の後悔は少ないようだ。この設計図書は職人が使う図面も兼ねるが、詳細に図面を描くほど大工は図面を見てくれないので困る。細かく、枚数の多い図面が良いということでは無いのである。

 

毎回、家具図は分かり易い手書きスケッチも描く。しかし大工はスケッチも見るが、今までの経験で造るので少し違ったりする。良い方向に違うなら良いが、悪い方向に違っていたりもする。そうなると、現場に付っきりになって他の仕事が出来なくなることがある。

 

藤井さんもキッチン等の家具図面はスケッチで描き、大工と進めているとのことだ。

造作キッチン(オーダーキッチン)を大工に造らせる時に活躍しそうなのが、この本である。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。


*