建築いろいろ.

%e4%ba%ac%e7%94%ba%e5%b1%8b%e6%a0%bc%e5%ad%90

京町屋出典

 

昨日のブログ、木製格子床の隙間は何センチが最適なのか? を書きながら、「格子を見ると日本的で美しく感じるの何故か?」を考え、2つの理由を思いつきました。

 

1つは格子を見ると、昔の日本家屋の格子戸を連想するので日本的で美しく感じる

昔の日本家屋は内外部共、建具に格子戸を使うことが多かった。格子とは、細めの無垢木材がたてよこに規則正しく並んでいる様(さま)です。格子は京町屋の象徴とも言われています。

 

%e6%a0%bc%e5%ad%90%e6%88%b8格子戸出典

 

現在、格子戸を見ることは少なくなりました。しかし多くの日本人は、昔の日本家屋の格子戸の記憶があるので、外壁の一部分に木製格子を使った住まいや、床の格子を見ても、昔の日本家屋の格子戸を連想して、日本的だと感じるのではないでしょうか?

 

2つ目は、格子の経年変化する様子「もののあわれ」から、日本的で美しく感じる

格子は無垢材なので経年変化します。経年変化とは、時を経て美しく変化することと、朽ちていくことが同時に起こることです。2つを同時に受け入れる無常観「もののあわれ」が日本的であり、格子という「モノ」ともののあわれという「精神世界」を美しく感じるのだと思います。建築を知らない人も、無意識のうちに「格子」から「もののあわれ」を感じているのではないでしょうか?

 

「もののあわれ」は、日本文化においての美意識、価値観に影響を与えた思想である。

ウィキペディア

 

「もののあわれ」は、物事には必ず良い面と悪い面があり、2つを同時に受け入れるということだと、私は解釈しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。


*