2016-09-22
Q1.0住宅宇都宮三番町の家 SI-house(宇都宮市 三番町)
インテリア・家具・収納

吹抜けの壁一面本棚にはキャットウォーク(通路)が無いと、実際には使いにくいという当たり前の話

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2階の本棚前の通路がキャットウォーク

 

現在、SI-houseでは大工が壁一面の造り付け本棚を制作中。当社のお客様は本を沢山持っている方が多く、造り付け本棚を造ることが多いです。ドアや下駄箱や洗面台も大工が造ります。既製品ではないので、違和感なくインテリアの一部になります。

 

写真のようにリビングの吹抜けを介して、1階と2階の壁一面に本棚があります。1階には本棚とテレビと床下エアコンが設置され、2階のキャットウォーク(廊下)には本棚とベンチです。実際に猫も飼っているので、本当のキャットウォークです。

 

キャットウォークとは、高所にあるネコの通り道のこと。自然にできたもののほか、飼い主等が人為的につけたものも含む。転じて、高所用の通路や足場の代名詞となった。

ウィキペディア

 

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これが猫ステップ。吹抜けを介して猫が2階へ。旭山動物園の行動展示を一般家庭で行うとこうなるww。

吹抜けの壁一面本棚の前にはキャットウォーク(通路)付がベター

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「吹抜け本棚 画像」で検索すると上記のような沢山の写真が出てきますが、高い位置の本をどうやって取るのか分からないものもあります。本が壁一面にあり、見た目は圧巻ですが実用的でない本棚も多数です。

 

機能性だけを考えると、キャットウォーク(この場合は本棚前の廊下)は必要です。キャットウォークの無い2階の壁までハシゴで登って行くタイプの本棚は、出来れば辞めた方が良いです。本棚前の通路が無い場合は、ハシゴに昇り本を取ることになります。若いうちは良いですが、おっさんになると足腰が弱くなり、バランス崩してハシゴから落ちたりする。そうなると高い位置にある本は取れなくなり、埃をかぶる可能性が高いです。本棚がオブジェ化します。

 

だから、吹抜けの壁一面本棚には、キャットウォーク(通路)を設けて、ハシゴを使わずに本が取れるのが無難だと思います。ただし間取り等の関係でキャットウォーク(通路)が設けられない場合は、老人になったらオブジェ用と割り切って使わない本を入れておくのも良いかも知れません。

 

本棚の棚は固定にしたほうが綺麗
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2階のキャットウォーク(通路)の本棚にはベンチも付けて読書できるようにしています。

 

いろんなお宅で造り付け本棚を造りましたが、棚の高さがそろっていたほうが綺麗に見えるので、固定棚を標準としています。可動棚を付けると、棚の位置がバラバラで本棚が雑然と見えるので、なるべく可動棚は付けないようにしています。

 

今後、電子書籍が本格普及すると、近い将来、「造り付け本棚」は、「床の間」のような役割になる気がします。それについてはまた、後日ブログを書きます。

 

本棚については他のブログもご覧ください。

本が好きな人やお金持ちほど、本棚を必要としなくなる理由

 

最近読んで面白かった本をご紹介。美人漫画家 まんしゅうきつこさんのすべらない話。メッチャ面白かった。電車の中とかで読むと笑ってしまい変な人だと思われます。キンドル版もあります。おススメ。

 

 

 

 

 

 

吉田武志

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。

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