2016-09-05
研修会・展覧会
高断熱・高気密住宅

新住協全国総会2016@札幌

棚板

 

8月31日(水)から9月2日(金)まで、新住協全国総会@札幌に参加してきました。総会及び研修会は、9月1日の朝からなので、31日の夜に札幌に着いて前泊。札幌の街中は碁盤の目のように道が通っているが、夜ということもあり、どの交差点も同じようで迷う。グーグルマップで何とかホテルに辿り着く。コンビニに飯を買い、缶ビールと酎ハイを飲んで就寝。

 

9月1日は、朝から札幌の会員工務店3社の設計施工した住宅を見学させて頂いた。うち2軒は、モデルハウスということもあると思うが、家具屋の造った造作家具(大工+建具職人の家具ではない)が多く造りつけられており、質の高い内装。北海道の住宅の内装に独特な雰囲気があるのは、旭川市の木工文化があるからかも。

 

工事途中の構造現場ではロックウールの吹きこみ断熱を初めて見た。非常に密実。遮音性が素晴らしいとのこと。外壁の断熱は充填断熱ロックウール65K 105㎜+付加断熱発泡系断熱材ミラフォームλ 100㎜+グラスウールパラマウント新型53㎜。合計258㎜の壁断熱。一番外壁側にグラスウールを入れたのは、万一の火災時に火が廻りにくくする対策とのこと。発砲系断熱材を外壁材の直下にすると、火災時に火が回りやすい。断熱、気密は言うに及ばず素晴らしい。

 

午後は、札幌コンベンションセンターに移動して、鎌田先生の基調講演。

 

まずは、繊維系断熱材による断熱気密工法のまとめ。1.構造用耐力面材と剛床と省令準耐火準拠の壁上部気流止め仕様によるプレカット2.PB12.5を標準として、壁耐力に参入3.筋交い無し仕様でグラスウール施工の容易化と金物削減4.不燃断熱材(グラスウール)と省令準耐火による耐火性能向上。とても具体的。

 

新住協は、「偽装ZEH(機械設備に頼ったZEH)」でなく、省エネ性能の本当に高い住宅を増やして行くこと。

 

外壁210㎜断熱工法の施工合理化とコストダウン。付加間柱の簡易な留め方。現在工事中の現場も、同じ方法で行った。

 

分厚い床断熱工法によるQ1.0住宅コストダウン。開口部の設計手法と非常に合理的で実務的な話。

 

ホテルでの懇親会の後は、北海道の工務店さんと京王プラザホテル札幌のバーで2次回。初対面なのに非常に個人的なことを話した。

 

翌日9月2日(金)の9時半から13時までは、会員事例発表を聴いて終了。その後、行きたかった渡辺淳一文学館へ。

吉田武志

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。

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